脳内美談


荷物をまとめ、出て行こうとしている玉田。
玄関で呆然と立ち尽くす谷澤。
その前を何も言わずにタマが通り過ぎて行く。
うなだれる谷澤。


次の瞬間、谷澤の顔に何かが投げつけられた。
黄色いユニフォーム。
28番だ。
顔を上げる谷澤。


タマが笑っている。
そして、そのままくるっと背を向け歩き出す。


谷澤、静かに涙を流す。




いや、痛いわ。
でもマジでこんな感じ。
恥ずかしいです。